EURUSDに相応しいポートフォリオについて考える その2

EURUSDに相応しいポートフォリオ(相関が小さい通貨)とは?

過去14年のヒストリカルデータを分析しました。

対象
 EURUSD、USDJPY、EURJPY、AUDJPY、GBPAUD、GBPJPY

項目
 1)相関係数
   4時間足終値/14年間(2009-2022)
   4時間足終値/3年間(2020-2022)
 2)平均値動き
   4時間足/14年間(2009-2022)

結果
1)相関係数
AUDJPY、GBPAUDがまずまずかな。
予想通り、USDJPYは大きな相関でした。
キャプチャ2022123101.JPG

2)平均値動き
AUDJPY、GBPJPYが大きい値動きでした。続いて、GBPAUD、EURJPY。
キャプチャ2022123102.JPG


まとめ
EURUSDに相応しいポートフォリオは、AUDJPY、GBPAUDかな。
スプレッドに耐えれるEAができれば、GBPJPYでもいいかも。
問題は、1ポジション/低DDの理想のEAを作成できるかどうか。
これが難しいのですが、挑戦のし甲斐があります。
2023年のテーマです。
キャプチャ2022123103.JPG



EURUSDに相応しいポートフォリオについて考える

EURUSDに相応しいポートフォリオ(相関が小さい通貨)とは?

1ポジションEAにとって、長期のドローダウンは避けられず、忍耐を要する期間が必ず存在します。
時には1年以上続くことも予想され、その間、精神的安定を保つことは容易ではございません。
その精神的安定を保つには、複数EA稼働で、ドローダウンの平準化を図り、精神的安定性を向上させることができます。

ただし、稼働させるEAに相関関係が強いと意味を成しません。要は似たような動きを描く通貨では、勝てるときはともに勝つ。負けるときはともに負ける。単にドローダウンを増幅させるだけです
複数EA稼働で適正ポートフォリオを目指す場合、相関関係が小さい通貨を選ぶ必要があります。
その他、相関関係以外に大事なポイントを挙げます。

1)相関係数が小さい通貨ペア
2)トレンド、ボラティリティが大きい通貨ペア
3)スプレッドが小さい通貨ペア

この3つを満足するとポートフォリオに相応しい複数EAとなります。

現在、EURUSDを主軸として稼働させており、2番手EAを模索しております。
模索するにあたって、1)、2)、3)を満足できそうな通貨ペアを挙げてみました。

AUDJPY、GBPAUD、GBPJPY です。

これを過去データから統計的に計算します。
結果は次のブログで紹介します。

ドローダウンについて考える

Quant Analyzerによる分析

Quant Analyzerというとても便利なWebサイトがございます。
一部機能をフリーで使用でき、バックテストの詳細分析を行うことができます。

今回は、ドローダウンについて考察しました。


①横軸:エントリー回数
まず、グリッド型でないオーソドックスな単ポジEAにおいては、きれいな右肩上がりを実現するのは結構難しいです。
SUPER GODZILLAにおいては、比較的きれいな右肩上がりを描いております。
キャプチャ2022121803.JPG

②横軸:時間
次に、横軸を「時間」に変更しました。
基本、右肩上がりとなっておりますが、ところどころで課題が見えます。
精神的に重荷になるDDが何か所か見られます。また、1年くらいにわたる停滞も2回見られます。
待てば必ず問題を解決してくれるのであれば、待てるのですが、その時に精神状態は定かではないはずです。
この精神状態を安定させるのが、複数EA稼働です。つまり、ポートフォリオです。
この部分は、年末年始にじっくり考えたいと思います。
キャプチャ2022121804.JPG

現在、SUPER GODZILLAを稼働させて、はまっております。
これは一時的なドローダウンなのか、はたまた、ポンコツEAであったのか、結論付けることはできません。
複利モードで、最適ロット数調整をして、じっくりと回復を待つのみです。

新EA SUPER GODZILLAの詳細スタッツ

Quant Analyzerによる分析

Quant Analyzerというとても便利なWebサイトがございます。
一部機能をフリーで使用でき、バックテストの詳細分析を行うことができます。

SUPER GODZILLA EURUSD M15 MMのバックテストの詳細分析を行いました。

Monthly Performanceを見ますと、バックテストでは、すべての年でプラスになっていることが確認できます。
ただし、2014年は辛うじてプラスでしたが、、、

もっと詳細分析して、本EAの改良に努めることができればっと思います。

キャプチャ2022121102.JPGキャプチャ2022121101.JPGキャプチャ2022121103.JPG